パリ・コミューンの詩人たち |
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パリ・コミューンを宣言する人民集会にて ジュール・ヴァレス なんというすばらしい日だろう! 大砲の口を金色に染めている、すがすがしくて明るい太陽。この花束の匂い。この林立する旗のはためき。青い川のように、静かに美しく流れる、この革命のざわめき。このわくわくするうれしさ。この明るい光り。この金管楽器のファンファ−レ。この銅像の照り返し。この希望の明るい炎。この光栄のこころよい雰囲気。そこには、勝利した共和主義者たちの軍隊を、誇りと歓喜で酔わせるに足る何ものかがあった。 おお、偉大なパリよ。 なんとおれたちは臆病だったことか。おれたちはすでに、おまえを見棄て、おまえの場末町(フォーブール)から遠のこうと話していたのだ。おまえの場末町はもうだめだと、思い込んでいたのだ。 ゆるしてくれ! 名誉ある祖国よ、救いの都市よ、革命の基地よ!
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