「フランスの起床ラッパ」

   責苦のなかで歌ったもののバラード


 

                                       

ガブリエル・ペリ:1902年、地中海・ツーロン生まれ。フランス共産党の創立者の一人。 機関紙「ユマニテ」の指導者、国会議員であり、ドイツ・ファシズムに対する仮借なき批判者であった。 1941年の夏から秋にかけて、ヴィシィの売国政府によって捕らえられ、ドイツ軍に引き渡された。 かれを裏切らせるために、あらゆる甘言と拷問が行われたが、かれは毅然として拒否した。 1941年12月15日、人質として処刑された。『フランスの起床ラッパ』の「責苦のなかで歌った者のバラード」 で獄中における英雄的な闘いがうたわれている。(新日本新書『アラゴン』)